Record China 2011年9月14日(水) 6時59分
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8日、中国人の金持ちを憎む心理は「国は豊かだが民は貧しい」という現状を反映したものだと論じたコラムが中国の掲示板に掲載された。写真は08年、重慶市内の高級マンションで駐車中の高級車に傷が付けられた事件。
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2011年9月8日、中国人の金持ちを憎む心理は「国は豊かだが民は貧しい」という現状を反映したものだと論じたコラムが環球網の掲示板「環球社区」に掲載された。以下はその内容。
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国連の統計によると、2010年の高所得者と呼ばれる人たちの所得は人類全体の83%。反対に最下層の20%に入る低所得者たちは人類全体の1.4%を占めるのみである。その比率は60:1。言いかえれば、地球上の5分の1の人が貧困の中で暮らしている。では、中国はどうか。すでに人類の上位20%に身を置いているが、筆者は中国が「国は豊かだが民は貧しい」段階にとどまっているように感じる。
中国人の1人当たり平均収入の世界順位は、1960年が78位、1970年は82位、1980年は94位、1990年は105位、2008年は106位、そして2010年は127位と年々下がっている。反対に中国の国内総生産(GDP)は1978年が15位、1990年は10位、1995年は7位、2000年は6位、2007年は4位、そして2010年は2位と年々上昇を続けている。
中国が日本を抜いて世界第2位の経済大国となった時、当時の枝野幸男官房長官は「日本は経済をランキングのために動かしているのではない。国民が幸せな生活を送るためだ」と発言。その上で、「日本は中国経済の発展から活力をもらうべき」とした。だが、「1人当たりGDPは日本が中国の10倍。次の世代に残すためにも、経済成長の促進を続けるべき」と同長官は語っている。
中国の大部分の人はなぜ金持ちを憎むようになってしまったのか?それは、中国の国家企業が大規模な独占状態で強力な利益チェーンを形成しているからだ。それなのに、庶民の生活は物価の高騰で、財布が圧迫されている状態が続いている。(翻訳・編集/NN)
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