地下鉄内の空気が汚い!換気量は米国の半分、通勤地獄に追い打ち―北京市

Record China    2011年9月14日(水) 15時53分

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13日、中国建築設計業界の大物、同済大学建築学部の来増祥教授は法制晩報の取材に答え、中国地下鉄の新鮮な空気は米国の半分しかないと指摘した。写真は北京市の地下鉄。

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2011年9月13日、中国建築設計業界の大物、同済大学建築学部の来増祥(ライ・ザンシヤン)教授は法制晩報の取材に答え、中国地下鉄の新鮮な空気は米国の半分しかないと指摘した。

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中秋節休暇の最終日となった12日、北京市の渋滞はピークに達した。いつもはマイカー通勤の泰さんだが、この日ばかりは渋滞を避けようと地下鉄に乗った。だが、あまりの空気のひどさにびっくりしたという。北京市の地下鉄利用客は現在、1日あたりのべ700万人にまで達し、通勤地獄が悪化している。

たんに利用客数が多いことだけが問題ではないと来教授。公共空間の換気量を定めた基準が中国と米国では全然違うという。米国では成人1人当たり1時間60立方メートルの換気量が基準となっているが、中国の基準はその半分、30立方メートルしかないという。

たんに換気量だけではなく、細菌の数、ホコリ、臭いなどさまざまな基準で、中国は先進国よりも低い基準しか定められていない。「地下鉄乗車時の衛生を考え、一般市民の健康を考える時が来た」と来教授は話している。(翻訳・編集/KT)

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