Record China 2011年9月19日(月) 7時5分
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14日、コネ社会と言われる中国で、急速な経済成長を遂げると同時に汚職や賄賂も急増している。出産から葬式まで人生の至るところに浸透しているという。資料写真。
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2011年9月14日、コネ社会と言われる中国で、急速な経済成長を遂げると同時に汚職や賄賂も急増している。出産から入学、就職、葬式まで、人生の至るところに汚職と賄賂がついて回るという。新華社が伝えた。
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このほど「中国式コネクション」という書籍を出版した作家の浮石(フー・シー)氏は、コネは中国に限った特徴ではなく、欧米にももちろん存在しているが、中国では社会の至るところにまで浸透していると話す。もちろん中国人のすべてがコネに通じているわけではないが、誰もがコネを使えばそれはそれで新たな“平等”となると指摘した。
ドイツに本部を置く反汚職・腐敗NGO団体トランスペアレンシー・インターナショナルは、中国における汚職・賄賂は経済成長に応じて激しさを増す一方だとしている。中国政府は様々な活動を通じて汚職撲滅に努めているが、汚職や賄賂はすでに完全に中国社会の一部となっており、根絶はきわめて難しいという。
中国政府は2008年に景気悪化を打開する総額4兆元(約48兆円)もの景気刺激策を打ち出したが、それも汚職の温床となった。また、鉄道プロジェクトには2010年だけで7000億元(約8兆4000億円)が投じられたにもかかわらず、これを監督する独立した機関すらない。その結果、中国の鉄道プロジェクトは世界最大のスキャンダルとなってしまった。
浮石氏は「たった1回の賄賂を拒絶することはできるかもしれないが、100回、1000回と続けば、それを拒絶することはできない」としている。(翻訳・編集/岡田)
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