中国系住民、稼いだ金を現地還元せず、中国へ大量送金=地元で不満高まる―スペイン

Record China    2011年9月20日(火) 6時38分

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15日、中国人移民が同国で稼いだお金を現地へ還元せず、中国へ大量に送金していることに対し、不満の声が上がっている。写真はスペインの銀行。

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2011年9月15日、スペインの華字紙・華新報によると、中国人移民が同国で稼いだお金を現地へ還元せず、中国へ大量に送金していることに対し、不満の声が上がっている。18日付で環球時報が伝えた。

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スペインの中国系住民が中国へ送金した金額は、09年の7000万ユーロから、現在は2億5000万ユーロに急増している。しかも、送金額は今後も増加する可能性が高いと見られている。

この原因について、地元テレビ局の経済番組は、「送金額の急増は中国人による店舗の新規開店によるところが大きい。経済危機の発生後、現地の多くの商店が倒産したことが、中国人に発展のチャンスを与えることになった」と分析した。しかし、スペインのネットユーザーの多くは、中国への送金額が多いことに対し、「スペインの血を吸う行為だ」と不満を漏らしているという。

中国人との交流を持つある不動産仲介業者は「中国人はスペインで稼いだ後、スペイン社会へ還元しようという考えを全く持っていない」と話す。

一方、同紙は、大多数の中国人の考え方として、「お金をスペインに置いておくことは安心感がなく、故郷に送金して再投資するのが最も安全だと考えている」と紹介している。(翻訳・編集/HA)

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