Record China 2011年9月20日(火) 11時38分
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17日、中国では骨董品の偽造から販売に関わる仕事に10万人が従事し、その年間収入は100億元(約1200億円)以上にのぼると専門家が指摘した。写真は江西省で押収されたニセモノの明代の骨董品。
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2011年9月17日、「市場に出回っている骨董品の多くはニセモノ」というのがもはや常識になっている中国では、骨董品偽造に関わる一連の行為が大規模産業と化しているという。羊城晩報が伝えた。
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中国の「専門家指導」という有名な漫才のなかで、骨董の専門家が収集家に「ニセモノ骨董の作り方」を教えるくだりがある。「レンガのかけらを拾って、字を彫り、泥で汚して、漆を塗り、土に埋めて掘り出したら、立派な骨董品の出来上がり」というものだが、これは決して漫才用に誇張した話ではない。中国にはそれほど骨董品のニセモノが溢れているのだ。
景徳鎮のニセモノを作って20年以上の章さんは「私の作ったニセモノは測定機器でも見破られない」と豪語する。なぜなら陶磁器を古く見せるために使用する薬剤は、南京の大学教授が配合したものだからだ。さらにはニセモノの器の足の部分だけを正確にカットして、本物の年号が記された足の部分をそこに継ぎ足すという技法もある。
専門家によると、中国では10万人を超える人々がニセモノ骨董品の製作から輸送、販売に関わっており、年間収入は100億元(約1200億円)以上にのぼるという。(翻訳・編集/本郷)
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