Record China 2007年2月1日(木) 11時22分
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殺風景になりがちな排気口を、色つきタイルで覆って美しく見せる工夫がされている。このような方法は、中国でこれまで前例がないそうだ。
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2007年1月30日、浙江省杭州市の西湖文化広場の建築現場で、高さが不ぞろいな円柱形ものが6本、木の茂みに隠れるようにして立っている。その円柱にかけられた足場に立つ作業員は、それらの表面に色つきタイルを貼っている。
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中国美術院西湖文化広場公共芸術品創作センターのメンバー、および中国美術学院の陳濤(チェンタオ)教授の話によると、これらの6本の円柱は西湖文化広場の地下3階に通じている排気口で、総面積300平方メートルの表面に縦40cm、横幅3cmのタイルが貼られているという。これらのタイルはどれも手で着色し焼き上げたもので、かまぼこ形をしている。作業員はこうして、この殺風景な排気口に視覚的な美しさを持たせる工夫をしているのだ。このタイルの色は、どの方向から見ても背景に溶け込むそう。
長年ドイツに住んでいる中国美術学院の単増(ダンガー)教授は、このような装飾方法は外国では珍しくはないと話す。イギリス、ドイツ、フランスなどには、このようなタイル張りの美しい建築物が数多く存在する。しかし中国ではまだ前例がないそうだ。こうした装飾は「暮らしの細部の芸術化」と呼ばれるとのこと。
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