四川大学の副研究員が台湾の修士論文を盗作して解雇される―中国

Record China    2011年9月22日(木) 12時28分

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21日、四川大学の李小光副研究員が台湾の修士論文を盗作した事実が判明し、解雇処分となった。写真は四川大学で行われた朱徳銅像除幕式。

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2011年9月21日、四川大学の李小光(リー・シャオグアン)副研究員が台湾の修士論文を盗作した事実が判明し、解雇処分となった。四川新聞網が伝えた。

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今年8月四川大学は、同大学の道教と宗教文化研究の李小光副研究員が、2009年に出版した書籍「中国先秦時代の信仰と宇宙論を中心とした考察」の第8章が、国立台湾師範大学の鄭倩琳(ジョン・チエンリン)さんの修士論文と酷似しているという、台湾の蘇建州(スー・ジエンジョウ)さんからの通報を受けた。専門家による調査を行ったところ、李小光副研究員の盗作が判明、本人もそれを認めたことから処分が決定した。処分の内容は下記の通り。

1、副研究員の職から解雇し、研究生指導の資格を剥奪する。

2、公職からの解雇には1年の監視つき猶予期間を設ける。

3、李小光氏が申告した2010年度の四川大学基本科学研究業務費研究プロジェクト(哲学社会科学)―青年基金プロジェクトを取り消し、割当金を回収する。

4、「中国先秦時代の信仰と宇宙論を中心とした考察」の出版により、李小光氏が受けた名誉および褒章の取り消しと賞金の回収を、四川社会科学界連合会へ提案する。

さらに、中国共産党規律および中国共産党四川大学規律検査委員会の合意に基づき、李小光氏の党除籍処分が決定されている。(翻訳・編集/AN)

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