中国初の独自開発旅客機、就航延期も自信満々=「市場つかむ」―シンガポール紙

Record China    2011年9月27日(火) 6時23分

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25日、中国初の独自開発旅客機就航が来年以降にずれ込む見通しとなったが、開発企業関係者は国内市場シェア獲得に自信満々だ。北京国際航空展に出品されたARJ21の模型。

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2011年9月22日付のシンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズによると、中国初の独自開発小型旅客機「ARJ21」の就航が来年後半以降にずれ込む見通しとなった。当初の予定より5年遅れだが、開発企業・中国商用飛機(中国商飛)のマーケティング主任・党鉄紅(ダン・ティエホン)氏は同21日、北京国際航空展に出席。「われわれは手にすべき市場は手に入れる。20年後に国内シェア3分の1をつかむ」と自信満々だ。環球網が伝えた。

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ARJ21の開発は11年越し。定員90人の小型ジェット旅客機で、当初は07年に就航するはずだった。党氏は就航の遅れについてはコメントを避けている。航空業界アナリストの1人は「遅れは予想されたこと。むしろ予定通りに就航したなら、その方が驚きだ」と話している。

中国の海外旅行者数は昨年、前年比2割増ののべ5740万人に達した。今では国内旅行でも多くの人が「旅行するなら鉄道より飛行機」の時代。新疆ウイグル自治区や雲南省などの内陸部では、今後も多くの航空拠点が整備される見通しだ。党氏は「目下のターゲットは国内だが、海外市場にも目を向けている。アフリカなどの地域で折り合いがつけば、進出もやぶさかではない」と話している。(翻訳・編集/AA)

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