6年間故郷への列車に乗り続けた男―河南省鄭州市

Record China    2007年2月2日(金) 1時49分

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あるアパートの階段で寝ていた男性は、故郷に帰るために物乞いをしながら貨物列車を乗り継いで、6年近く経つという。警察は彼を救急センターに送り、彼を長年夢見た故郷へ返すことに決めた。

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2007年1月30日の午前、河南省鄭州市の警察は、ある住宅街に不審な人物がいるとの通報を受けた。問題のアパートに警官が到着すると、実際に階段に寝ている怪しい男がいたので、尋問が行われた。

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この男性は名前を劉士茂(リウシーマオ)さんといい、安徽省淮南(わいなん)市鳳台(フォンタイ)県出身の、今年42歳だという。なぜ鄭州に立ち寄ったのかという質問についての、劉さんの答えは警官たちを驚かせた。

彼は昔、中国の東北地方へ出稼ぎに行ったことがある。しかし工事現場でいじめを受けたため、2001年に逃げて故郷に帰ろうと思った。しかしお金がなく、彼は物乞いをしながら貨物列車を乗り継ぎ、故郷への旅を開始した。しかし道を間違え、その後数年間毎日貨物列車に乗り続け、物乞いして生活しているという。しかしいまだに自分の故郷を見つけられない。

彼は警官たちに、これから西の方へ移動して故郷へ帰るつもりだと説明した。警官たちは言葉を失い、男性に食べ物を渡した上、救助センターに彼を送った。これから数日以内に、救助センターは彼を安徽省の故郷に送る予定だという。今年こそ、彼は正月を故郷で過せることだろう。

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