中国は邪悪な狼か?それとも善良な熊か?―仏メディア

Record China    2011年9月28日(水) 7時38分

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26日、仏国営メディアに「中国は邪悪な狼か?それとも善良な熊か?」と題した記事が掲載された。写真は昨年12月、雑誌「東方企業家」が北京で主催したフォーラムに出席した中坤集団の黄怒波理事長。

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2011年9月26日、仏国営ラジオ局RFIのウェブサイトに「中国は邪悪な狼か?それとも善良な熊か?」と題した記事が掲載された。参考消息(電子版)が伝えた。以下はその内容。

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中国の大富豪、中坤集団の黄怒波(ホアン・ヌーボー)理事長がアイスランド東北部に約1億ドル(約76億円)を投じて300平方キロメートルの土地を購入し、観光地化する計画であることが先月末に明らかとなり、注目を集めた。これは北極航路開通の第一歩だと国際社会は警戒を強めているが、黄氏が中国中央宣伝部の出身であることが西側世論をさらに不安にさせている。

では、西側は台頭する中国を恐れるべきなのか?長い間競争相手だった中国は今や欧州の救済者だ。中国はギリシャとポルトガルに続き、イタリアの国債も購入する準備をしている。だが、中国の援助はもちろん無条件であるはずがない。それに、欧州の債務危機の大きな原因は中国が人為的に人民元レートを低く抑えていることなのだ。危機が長引けば、中国はずっと欧州に強気でいられる。中国は内心では今の状態を喜んでいるに違いない。

中国は善良な熊のふりをしているが、実は邪悪な狼なのではないか。アフリカでもインフラ設備の建設と引き換えに資源の開発権を獲得する動きをみせているほか、ここ数年は疲弊した欧州企業の買収にも力を入れ、その先端技術を手に入れている。中国は欧州経済が弱っているすきに大規模な欧州企業の買収に乗り出したのだ。今はまだその対象が英国やドイツだが、フランスにまで広がるのは時間の問題だろう。(翻訳・編集/NN)

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