<中華経済>ディーゼル油不足が再燃、卸売価格上昇で赤字販売のスタンドも―中国

Record China    2011年9月28日(水) 6時41分

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27日、中国で再びディーゼル油の供給がひっ迫してきたことが分かった。

2011年9月27日、中国で再びディーゼル油の供給がひっ迫してきたことが分かった。供給不足を受けて卸売価格が小売価格の水準に迫る勢いで上昇し、赤字販売を余儀なくされる民間ガソリンスタンドが出ている。中国の各メディアが伝えた。

全国の主要製油所が定期メンテナンス期間に入る中、中国石油天然気(ペトロチャイナ)と中国石油化工(シノペック)の2大国有石油会社が一部地域でディーゼル油の販売を制御していることが要因とみられる。出荷を完全に停止した地域すらあるという。

22日現在の中国国内のディーゼル油平均卸売価格は1トン当たり8445元と、前月初旬に比べて249トン上昇した。小売平均価格である同8485元との差額はわずか40元となっており、輸送費を加えれば逆ザヤとなる。

中国では石油製品の小売価格に政府が上限を設けている。赤字販売を強いられている民間ガソリンスタンドは現在、北京、武漢などに集中しているが、遼寧、吉林、四川、重慶などでもディーゼル油供給がひっ迫しており、赤字販売、或いは休業に追い込まれる可能性がある。(翻訳・編集/JX)

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