辛亥革命100周年記念の歌劇、上演中止に=共産党の正統性に疑念出かねないと懸念―中国

Record China    2011年9月28日(水) 12時42分

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26日、北米華字ニュースサイト・多維ニュースは、辛亥革命を題材とした歌劇「中山・逸仙」の北京上演が中止されたと報じた。写真は9月26日、武漢市で開催された辛亥革命の英雄をしのぶ記念式典。

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2011年9月26日、北米華字ニュースサイト・多維ニュースは、辛亥革命を題材とした歌劇「中山・逸仙」の北京公演が中止されたと報じた。

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10月10日は辛亥革命100周年の記念日となる。中国本土、台湾、そして世界中の華人が記念イベントを予定している。9月30日から北京国家大劇院での上演が予定されていた香港歌劇院による作品「中山・逸仙」もその一環だった。

上演中止は辛亥革命記念活動に対する中国共産党の態度が変化したことを意味していると、評論家の朱建国(ジュー・ジエングゥオ)氏は指摘する。辛亥革命の結果、誕生した中華民国を共産党は武力で倒したことが注目されることで、その正統性を疑い、台湾政府と比較する人が増えることを懸念しているという。

汚職官僚、大富豪の子息による交通事故、環境破壊など民衆の暴動を引き起こしかねない火種が少なくない現在、当局にとって不安のタネは尽きることがない。(翻訳・編集/KT)

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