「ウイルス詐欺」が横行、偽の感染警告で対策ソフト購入、被害額は年12億円以上―中国

Record China    2011年9月28日(水) 23時37分

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26日、中国で「ウイルスに感染した」と偽の警告で脅かし、ネットユーザーにアンチウイルスソフトを買わせる“ウイルス詐欺”が横行している。写真は北京で売られているアンチウイルスソフト。

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2011年9月26日、中国の国営テレビ・中央電視台(CCTV)によれば、PCを安全にインターネットに接続するにはアンチウイルスソフトが欠かせないが、ウイルスに感染したとの警告によってユーザーがお金をだまし取られるケースが相次いでいる。チャイナデイリー(電子版)が伝えた。

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それによると、あるユーザーがパソコンで映画を見ようとしてインターネットに接続したところ、画面に「ウイルスに感染しました」との警告が表示された。警告を閉じても再び表示されたので、誘導されるがままに操作した結果、月額20元(約240円)でアンチウイルスソフトを購入する羽目に。それでもウイルスは駆除できず、完全にムダ金を支払わされた形となった。

インターネットセキュリティの専門家によれば、実際にはこうしたウイルスやトロイの木馬に感染したという警告はウェブページに埋め込まれている画像にすぎず、閲覧者をびっくりさせ、アンチウイルスソフトを購入させることが目的。

調べによれば、数百万にのぼるとされる違法なウェブサイトの多くでこのような“ウイルス詐欺”が行われており、中国のネットユーザーの直接的な被害額は少なくとも1億元(約12億円)規模にのぼるとみられている。(翻訳・編集/岡田)

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