<上海地下鉄追突>事故後の対応に一定の進歩あり―シンガポール紙

Record China    2011年9月28日(水) 17時16分

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27日、上海市の地下鉄で追突事故が発生し270人超が負傷した事件について、シンガポール華字紙・聯合早報は、関係当局などの事故後の対応に一定の評価を与えた。写真は事故後、すぐに負傷者の見舞いに訪れた韓正上海市長。

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2011年9月27日、上海市の地下鉄で追突事故が発生し270人超が負傷した事件について、シンガポール華字紙・聯合早報は、関係当局などの事故後の対応に一定の評価を与えた。

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信号機の不備が原因と考えられる追突事故―多くの人は、今年7月下旬に浙江省温州市で発生したばかりの高速鉄道脱線事故をすぐに連想しただろう。この2つの類似する事故が異なる点は、死傷者数。温州の事故は公式発表で40人の死者を出したが、今回は幸いにも死者は出なかった。しかしながら、両者の最大の相違は死傷者数の数以上に、事故後の対応にある。

今回の事故後、同日の夜には上海市政府など関係当局による記者会見が行われた。地下鉄を運営する上海申通地鉄集団の兪光耀(ユー・グアンヤオ)総裁は、「すべては平常に戻っており、運行は可能」として、翌日以降も時速45kmまでに減速しながら運行を続けることを発表した。しかし、これに市民の不安や不満の声が殺到すると、会見終了わずか1時間後には事故区間の一時運休を宣言することとなった。これは、市政府が市民の意見に迅速に対応したことを意味する。

20分間の会見では、事故状況・対応内容・今後の方針に至るまでが簡潔に示された。前出の温州の脱線事故の際にも会見自体はすぐに開かれたが、再三にわたる会見中止や会見内容に対してマスコミの罵声が飛び交うようなものになったことを鑑みると、今回の対応は市民にとってある程度の納得がいくものであったと言えるだろう。関係当局は今回、簡易投稿サイトの公式アカウントを通じて謝罪や最新情報の報告を行っている。(翻訳・編集/愛玉)

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