2011年9月28日、奇瑞汽車が、イスラエル最大の持ち株会社イスラエル・コーポレーションと共同で高級自動車の製造に進出することが明らかになった。ブランド名は「Qoros」とみられ、2012年の量産開始を目指す。中国の各メディアが伝えた。

フィナンシャル・タイムズ(ドイツ版)が伝えたところによると、「Qoros」の開発はカナダの自動車部品製造大手マグナ・インターナショナルが担当しており、中国市場向けに3モデルを展開する予定だ。電気自動車(EV)だとの見方も出ているが、車両価格は1万1000ユーロから1万5000ユーロで、シュコダやフォルクスワーゲンがライバルだという。

一方、両社が2007年12月に設立した奇瑞量子汽車有限公司(CQAC)は、今回の報道について「11月に新ブランドを発表する予定だ」とコメントするにとどまり、ブランド名称など詳細には触れなかった。

奇瑞汽車はCQACの董事会メンバーだが経営に大きく関与しておらず、「Qoros」についても直接生産に携わらず、資金投資をするのみだという。（翻訳・編集/JX）