2011年9月30日、ミャンマーのテイン・セイン大統領は連邦会議にて、民意に反するため、北部カチン州エーヤワディー川（イワラジ川）上流の中国が請け負っているダムの建設を、即刻停止することを決定したと宣言した。環球時報が伝えた。

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AP通信によると、ミャンマー下院のトゥラ・シュエ・マン議長は同日、議会の場でテイン・セイン大統領からのメッセージを読み上げ、投資額36億ドル（約2775億円）に上るダム建設プロジェクトを一時停止すると伝え、その原因として人民およびその代表の意思に合わないためとしている。

報道によると、村の移転や、重要な農作物の生産地であるエーヤワディー川流域の生態への影響を危惧していたミャンマーの環境保護団体および社会活動団体は、今回の政府の決定を歓迎している。

8月からダム建設の反対運動に参加していた民主化運動指導者アウンサンスーチー女史も、今回の決定に歓迎のコメントを出している。（翻訳・編集/AN）