Record China 2011年10月4日(火) 10時42分
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先月27日、中国・湖南省の農村で、祖母の腐乱遺体の側で倒れている1歳9カ月の女児が出稼ぎに出ていた女児の父親によって発見された。女児は敗血症で危険な状態にある。写真は高齢者ばかりが取り残された山東省の農村。
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2011年9月30日、湖南省長沙市のニュースサイト・華声在線は、腐乱した祖母の遺体のそばで、1歳9カ月の女児が瀕死の状態で発見されたという悲惨な事件の詳細を報じた。
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湖南省婁底市双峰県永豊鎮で27日、7日間連絡が取れない母親を心配して出稼ぎ先から急きょ帰宅した息子が、すでに腐乱が進んでいる母親の遺体と、その胸元にすがるようにして倒れている娘を発見した。1歳9カ月の女児は祖母の遺体にわいた蛆虫に覆われ、虫の息に。女児は父親によってただちに長沙市の湘雅第二医院に送られたが、脱水症状と全身の皮膚感染、多臓器不全などを引き起こしており、重い敗血症で危険な状態にあると診断された。
死亡していたのは44歳の王立春(ワン・リーチュン)さん。その夫と息子夫婦は省都の長沙市に出稼ぎにでており、王さん1人で孫の夢茹(モンルー)ちゃんの面倒を見ていた。息子の肖開全(シャオ・カイチュエン)さんによると、20日夜に王さんと電話で話をしたが、翌21日には電話がつながらず、22日夜になって近所の人に家をのぞいてもらったところ、「室内に明かりやテレビがついており、子供の歌声が聞こえる」と聞かされたという。しかし23日以降も母親が電話に出ないため、不安になった肖さんはタクシーを飛ばして帰宅。27日深夜、トイレの中で2人を発見したという。
肖さんは「電灯がつけっぱなしであることから、母が亡くなったのは20日夜だろう。つまり、娘は7日間も1人ぼっちで何も食べずにいたんだ」と涙を流す。夢茄ちゃんは蛇口から水を飲むことはできたようだが、食べ物が入っている戸棚を開けることはできなかったと思われる。夢茄ちゃんの治療には莫大な医療費が必要だが、経済的に困難な肖さん家族を助けるために、華声在線では現在ホットラインを設けて、善意の寄付金を募っている。(翻訳・編集/本郷)
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