青島警察界に激震、多数の公安局長が暴力団との関係が明るみになり逮捕される―山東省青島市

Record China    2011年10月4日(火) 11時28分

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29日、中国山東省・青島市警察の暴力団撲滅運動中に、青島市李滄区公安局の馮越欣局長、北区公安局の于国銘局長、南区刑警大隊長、「山労」山政法委書記ら、高級幹部が次々に逮捕された。写真は青島で行われた警察の公開イベント。

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2011年9月29日、新快報の情報によると、中国山東省・青島市警察が行った暴力団撲滅運動中に、青島市李滄(リーツァン)区公安局の馮越欣(フォン・ユエシン)局長、北区公安局の于国銘(ユー・グゥオミン)局長、南区刑警大隊長、[山労]山(ラオシャン)政法委書記ら、高級幹部が次々に逮捕された。多維新聞が伝えた。

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逮捕の理由は、暴力団との関係、および聶磊(ニエレイ)案件との関わりが判明したためと言われている。

聶磊案件とは、1949年以来の青島で暴力団組織が引き起こした最も大きな事件で、その組織の規模は100人以上、殺人・売春・麻薬販売などを含む10以上の犯罪を犯したと言われている。2010年10月、青島市公安機関は見事この案件を解決したが、当初から馮局長と暴力団とのつながりがネット上で噂されていた。下記はその内容。

■公安局長という権力にものを言わせ、暴力団員の犯罪を隠ぺい、刑罰を軽減するなど、暴力団に協力する見返りに、暴力団内でも高い地位と多額の金銭を得ていた。

■保釈申請者、復職希望者などから多くの賄賂を受け取っていた。

■公安所有の施設であるオフィスビルなどを貸し出し、その賃料を着服していた。

■正月、中秋節などの祝日に、市民から送られる慰問金を着服していた。

■経費のピンはねをしていた。

馮局長は、上記のような手段で何億元もの大金を手にしていたと言われている。このような幹部の汚職がネットの力により1日も早く一掃されることを願わずにはいられない。(翻訳・編集/AN)

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