ソーシャルメディアが中国人の日本に対するイメージを塗り替えた―中国メディア

Record China    2011年10月5日(水) 8時37分

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2日、中国紙は、日本の英字紙が「中国のソーシャルメディアが日本のイメージを塗り替えた」と報じたことを伝えた。資料写真。

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2011年10月2日、中国紙・環球時報は、日本の英字紙ジャパンタイムズが「中国のソーシャルメディアが日本のイメージを塗り替えた」と報じたことを伝えた。

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ソーシャルメディアは中国の若者にとって大事なコミュニケーションツール。中国版ツイッターと呼ばれる「微博」(ミニブログ)のユーザーは2億人を超える。彼らにとって「日本」は常にホットな話題。それは歴史や領土問題のせいだけでなく、技術や経済が発展している国だからである。

東京のシンクタンク研究員によると、3月の震災前は日本関連の掲示板は80%が反日的な書き込みだったが、震災後は90%が日本を支持する内容となった。これは中国のテレビニュースが日本の震災を大々的に報じたためだ。日本人が見せた忍耐強さと秩序正しい姿が中国の視聴者の胸を打った。

だが、これだけでは根強い反日感情を覆すほどの同情心を呼び起こすことはできなかった。ソーシャルメディアが威力を発揮したのだ。それは「静かに並ぶ日本人」などの情報を広く伝えたとともに、こうした情報を基に意見交換をする中で今までの日本に対する自分たちの見方がかなり偏っていたものだったと彼らに気付かせる役割を果たした。

もちろん、彼らの反日感情が全くなくなったわけではない。ソーシャルメディアが時には過激なナショナリズムを発散する場になることもある。ただ、今回の震災で中国人の日本に対する態度を単一的から多元的へと変化させたのもまた事実だ。長い目で見れば、こうした草の根交流が両国関係改善に向けた第一歩になっていくのではないだろうか。(翻訳・編集/NN)

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