日、韓、台、香港など、中国人のゴールデンウィーク海外旅行を大歓迎―香港紙

Record China    2011年10月6日(木) 5時0分

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4日、香港紙は国慶節のゴールデンウィーク中に出国する中国人観光客の消費が他国の経済を動かすと報じた。ビジネスチャンスに備え、周辺の国や地域では中国人観光客獲得のために様々な方法で誘致を図っている。写真はソウル。

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2011年10月4日、香港紙・文匯報によると、人々の生活水準が高まるにつれ、ますます多くの中国人が海外旅行をするようになった。中国では10月1日からの1週間が国慶節(建国記念日)の大型連休。中国周辺の国や地域ではこれをビジネスチャンスと見て、国慶節を前に様々な方法で中国人観光客の誘致を図る。また、中国人観光客が国外で大金を使い高価な商品を購入する姿に、観光地の店々も舌を巻いている。中国新聞網が伝えた。

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中国旅行研究院が先日に発表した統計によると、国慶節期間中に海外旅行に出かける人は220万人にも達し、この数字は昨年同時期に比べパーセンテージにして二桁の伸びを示している。予測では、1人平均950ドル(約7万3000円)を消費し、その総額は21億ドル(約1610億円)となる。

旅行先は韓国、台湾、香港、日本など中国に比較的近い国や地域のほか、オーストラリアも人気だ。台湾や香港を含む多くの中国周辺国と地域は、国慶節のビジネスチャンスを逃すまいと様々な方法で中国人観光客という「金のなる木」の誘致を図っている。

2日付韓国紙・朝鮮日報は、国内各地の高級品売り場は「中国人の独壇場」と形容。韓国観光公社の試算ではこの連休中、7万人の中国人観光客が韓国を訪れる。この動きは同国の小売業界の構造にまで影響し、特に服飾品市場では起死回生の契機と見ている。

ほかの国々と違った方法で中国人観光客の誘致を試みているのはオーストラリアだ。特に中国の「超富裕層」の人々を重視し、5つ星ホテルに泊まり、豪華なバッグや高級な服を購入し、高級ホテルで食事をするような中国人を誘致しようとしている。あるホテルチェーンでは客室内の家具の配置に中国の伝統的理念である「風水」を取り入れ、中国人観光客がさらにくつろげる空間を演出するなどしているという。(翻訳・編集/若林亜希)

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