中国が脱北者35人を北朝鮮へ強制送還か、阻止のため担当者派遣へ―韓国外交通商部

Record China    2011年10月6日(木) 21時53分

拡大

5日、中国が各地で身柄を拘束した脱北者35人を北朝鮮に強制送還しようとしている問題で、韓国の金星煥外交通商相は担当部門の職員を急きょ中国に派遣することを決定したと発表した。写真は最多の脱北者が身柄確保された中国東北部の遼寧省瀋陽市。

(1 / 4 枚)

2011年10月5日、中国が各地で身柄を拘束した脱北者35人を北朝鮮に強制送還しようとしている問題で、韓国の金星煥外交通商相は担当部門の職員を急きょ中国に派遣することを決定したと発表した。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

その他の写真

韓国外交通商部は中国政府と協議を行い、強制送還を止め、脱北者たちの希望通り第3国へ出国させるよう正式に要請するとしている。35人のうち2人はすでに韓国で暮らしており、韓国籍も取得しているという。また、この中に老人と子どもが含まれているかどうか、現在確認が行われている。

野党・自由先進党の朴宣映(パク・ソニョン)議員は4日、脱北者たちが北朝鮮に送還されれば、政治的迫害を受ける可能性が高いとして、25人の議員と連名で「中国に脱北者の強制送還中断を求める決議案」を国会に提出した。

このほか、脱北難民保護運動本部(CNKR)は2日、ウェブサイトに緊急声明として、9月27日から30日の間に中国の瀋陽で20人、威海で10人、延吉で5人の脱北者が中国当局に拘束されたと発表している。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携