ラマ僧の焼身自殺が、北京とダライ・ラマの関係悪化を浮きだたせる―香港メディア

Record China    2011年10月7日(金) 11時25分

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26日、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県で、2人のラマ僧が焼身自殺を図り、1人が死亡、1人が重症となった事件が世界の注目を集めている。写真はチベット仏教の僧侶。

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2011年9月26日、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県で、2人のチベット仏教の僧侶(ラマ僧)が焼身自殺を図り、1人が死亡、1人が重症となった事件が世界の注目を集めている。2人のラマ僧は焼身自殺を図る前に「ダライ・ラマ万歳」、「チベットに自由を」などと叫んでいたとされている。多維新聞が伝えた。

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香港紙・明報は同月28日、「ラマ僧の焼身自殺、来世の争い」と題した文章を掲載した。これによると、ラマ僧の焼身自殺事件は今年に入ってこれで3度目で、いずれも29歳以下の若いラマ僧によるものという共通点がある。今回の2人は共に18歳だった。同誌は、チベット独立運動の激化と、チベット仏教の来世を重んじる宗教伝統が、若いラマ僧を死による抗議に駆り立てているとしている。

非暴力を主張するダライ・ラマ14世は、今回の焼身自殺事件についてのコメントは出していないが、自身の来世について語り始めたダライ・ラマ14世に対し、北京政府が「先代ダライ・ラマの意図が後代ダライ・ラマに伝わることは、これまで一度も無かった」と発言するなど、両者の関係はさらに悪化しており、来世での争いがさらに続きそうだ。(翻訳・編集/AN)

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