Record China 2011年10月7日(金) 11時47分
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6日、「Occupy Wall Street(ウォール街を占拠せよ)」デモが18日目に突入したニューヨーク・ウォール街で、そこで働く人々の甘くない実情を聞いた。写真はシアトル中華街。
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2011年10月6日、米ニューヨークの「Occupy Wall Street(ウォール街を占拠せよ)」デモが、開始から18日を迎えた。デモ参加者はウォール街の金融腐敗と、彼らの高額な報酬や贅沢な暮らし、金銭により政治への影響力を強めていることに抗議しているが、ウォール街で働く人々の話によると、ウォール街の実情はそんなに甘いものではないようだ。米華字サイト・多維新聞が伝えた。以下はインタビューの内容。
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ウォール街のシティバンクに10年勤務している卞(ビエン)さんは、8年かかって学生ローンを返済し、現在は3LDKのマンションで暮らしている。高級車は持っていないし、言われているような高価なクルーザーや高級マンションが買えるような給料は貰っていない。生まれたばかりの娘が起きている時に会えることはほとんどなく、3歳になる息子と過ごす時間も1日3時間程度。毎日残業をして、大量の経済情報を収集し、常に顧客を気にかけ、同僚に先を越されないよう出産の3日後にはベッドで仕事をしていた。
ウォール街で働き始めて5年になる香港出身の馬(マー)さんは、専門知識だけではなく、弁舌の強さがなければ蹴落とされてしまう業界で、24時間、自分の生活を全て犠牲にして会社に貢献している。数百万ドルという巨額の資産計画と投資を任され、食事がのどを通らない日も多い。それでも、少しくらい高い給料を貰う権利は私にはないのでしょうか?と不満をあらわにしている。
デモ参加者の言動の自由は尊重すべきではあるが、いま米国が抱える金融体勢と経済を取り巻く問題は、彼らが言うほど単純ではないと考えざるを得ないだろう。(翻訳・編集/AN)
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