武装勢力が輸送船を襲撃=中国人船員11人死亡2人不明―タイ

Record China    2011年10月10日(月) 9時37分

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9日、中国ネットテレビ局(CNTV)は、5日にメコン川タイ流域で中国人船員13人を載せた輸送船2隻が武装勢力に拿捕されたと報じた。13人中11人が遺体で見つかった。資料写真。

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2011年10月9日、中国ネットテレビ局(CNTV)は、5日にメコン川タイ流域で中国人船員13人を載せた輸送船2隻が武装勢力に拿捕されたと報じた。

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5日午前、メコン川タイ流域を航行中の輸送船3隻が突然、モーターボート2隻に分乗した武装勢力の襲撃を受けた。最後尾を航行していた1隻は難を逃れたが、残る2隻(1隻は中国籍、もう1隻はミャンマー籍)は武装勢力に乗り込まれ、拿捕された。

同流域には麻薬密輸組織の情報を得てタイ軍が出動していたが、5日午後、拿捕された船舶を発見。船上にいた武装勢力5人との間で銃撃戦が起きた。タイ軍の射撃により武装勢力1人が死亡、後に中国人ではないことが確認されている。残る4人は逃亡した。船内からは大量の麻薬が見つかっている。

事件後、タイ警察はメコン川で中国人船員の捜査を続けたが、すでに11人の遺体が川の中で見つかった。なお2人が行方不明。拿捕された輸送船のオーナー・郭志強(グゥオ・ジーチャン)氏は十数年以上、野菜や果物の輸出入を手がけてきた貿易商。「強盗や銃撃などの危険はあったが、船員全員が殺害されるような惨事は初めてだ」と肩を落とした。(翻訳・編集/KT)

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