全国初の出稼ぎ労働者博物館が開館―四川省成都市

Record China    2011年10月11日(火) 17時38分

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10日、四川省成都市に中国初の農民工博物館がまもなく開館することがわかった。“農民工”とは農村部出身の出稼ぎ労働者を指す。

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2011年10月10日、四川省成都市に中国初の農民工博物館がまもなく開館することがわかった。“農民工”とは農村部出身の出稼ぎ労働者を指す。成都商報の報道。

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今月13日に開館する中国農民工博物館は、総面積2400平米に及ぶ5つの展示館を有する。彼らの労働生活を象徴する工具の数々や写真、文字資料などを通じて彼らの仕事、住まい、生活、余暇を紹介する。

中でも「出稼ぎ30年の流動史」をテーマにした展示では、都市部臨時居住許可証、外出就業登記証、流動人口出産証明など、出稼ぎ労働者が都市部で働くために必要なさまざまな証明書類が展示されていて興味深い。農村部に戸籍を持つ者は都市部に戸籍を移すことはできず、就労のために都市部に居住しても福祉サービスや子女の教育など各方面で制限を受ける。展示物はそれをよく反映したものだ。

四川省は人口も多いことから全国各地に出稼ぎ労働者を送り出している。彼らにスポットを当てた博物館が設立されたということは、彼らの提供する安価な労働力が急速な経済成長を実現させたことなど、社会的に及ぼしてきた影響の大きさを物語っており、またそれが評価されたことの一つの証なのかもしれない。(翻訳・編集/愛玉)

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