自国民保護のためなら海外出兵を、タイの中国人船員殺害事件を受けて―中国メディア

Record China    2011年10月13日(木) 13時37分

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11日、タイのメコン川流域で5日に発生した武装勢力による中国船員襲撃事件で船員13人全員が殺害されたことについて、中国メディアは「中国は海外出兵で直接中国人を保護するべき」と主張した。写真は被害者の遺族や同僚ら。

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2011年10月11日、タイのメコン川流域で5日に発生した武装勢力による中国人船員襲撃事件は、13人全員が遺体で発見されるという痛ましい結果となった。中国の環球時報はこの事件について「現地の麻薬組織は中国人の生命と国家の力を蔑視している」と激しく非難。中国が国境を越えて兵を派遣し、直接中国人を保護する必要性を示した。以下はその内容。

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2001年に中国とタイ、ミャンマー、ラオスの4カ国がメコン川航行協定を結んで以降、同河川での船舶の運航はいくぶん正常化したが、いわゆる「黄金の三角地帯」での中国の船舶と船員を狙った誘拐事件は後を絶たない。今回の事件の詳細はまだわかっていないが、タイとミャンマーの警察が中国人船員の救出に熱心でなかったことは明らか。現地警察当局による事件の公表も、発生から数日たってのことだった。

中国人船員の遺体はメコン川で発見。ほとんどの遺体は目隠しをされ、両手に手錠をかけられたまま。現地の麻薬組織は極めて残忍で、人命軽視も甚だしい。中国人が海外で犯罪に巻き込まれた場合、これまで中国政府は現地政府と協力し、その国の法律にのっとって保護してきた。ただし、今回のように政治的な理由でなく、偶発的でもない凶悪事件の場合、中国は兵を派遣し中国人を直接保護することができるはずだ。中国はすべての中国人のための国家であり、国家が国民1人1人を真剣に守ろうとするほど国民の結束力は強まる。その結果、世界から尊重される国家になるのだ。(翻訳・編集/本郷)

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