万里の長城、河北省で破壊深刻=乱開発や観光客増え―中国

Record China    2011年10月15日(土) 11時48分

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12日、中国・河北省内で万里の長城の破壊が深刻化している。

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2011年10月12日、人民日報(電子版)によると、中国・河北省内で万里の長城の破壊が深刻化している。周辺地域で進む鉄や銅などの採掘や、観光事業の拡大による乱開発が原因だ。積み上げられた石が持ち去られ、長城が崩れて一部が途切れている箇所も確認されている。

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同省内の長城の周辺地域は地元で「豊富な鉱物資源の埋蔵地」と信じられており、無断で掘り起こしたとみられる大小さまざまな穴が確認されている。長城の横腹にぽっかり大きな穴が開いていたり、鉱物資源目当てに地下50メートル近くまで掘り下げた跡も。積まれた石はあちこちで崩れ、周辺は荒れてごみが散乱し、見るも無残な姿だ。

また、観光目的の乱開発も長城を傷つけている。同省の唐山、秦皇島などでも観光開発によるダメージは深刻。保護が不十分なうえ、長城の建築強度を超える観光客が大挙押し寄せているという。さらに、鉄道や道路、電力施設などインフラ工事も長城を破壊する原因になっている。(翻訳・編集/AA)

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