Record China 2011年10月16日(日) 14時7分
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13日、本来は学問を積む場であるはずの大学で“淑女養成コース”が人気になっているという。写真は湖北省武漢市、武漢紡績大学淑女養成コースの受講生たち。
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2011年10月13日、本来は学問を積む場であるはずの大学で“淑女養成コース”が人気になっているという。これは何を目的としたカリキュラムなのか?北京晨報の報道。
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中国・湖北省武漢市の武昌理工学院が先日、新設の“淑女養成コース”受講生を募集したところ、2日で40人もの応募があった。このコースは課外時間に2年間、継続的に授業に出席できる見込みのある女子学生を対象にしている。授業内容はヘアメイクやファッションといった外見を磨くためのテクニック、マナーや立ち居振る舞い、ウオーキングなど印象を向上させるための知識、そして古典楽器や書画など、教養を高めるための芸事などが含まれる。なるほど、これによって理想的な女性に求められる知識や素養、イメージを養成するわけだ。
しかし、この淑女クラスには疑問点もある。その受講条件は「容姿や雰囲気が良好で、身長155〜175cm、エレガンスの資質を秘めている者」に限られているというのだ。これでは講座の開講目的を疑われてもおかしくない。まるでミスコン受賞者かセレブ妻を養成しようとしているかのようだ。
それでも、この淑女養成コースは女子学生に人気だ。ひょっとしたらこの就職難、「いい仕事よりいい夫を見つけるほうがまし」と考える向きもあるのかもしれない。先日、同じ省内の武漢紡績大学から淑女コースの第1期卒業生が巣立っていったとのニュースがあった。卒業生20人の進路は国営銀行、大手紡績メーカー、大手物流企業など、かなり理想的なものだった。どうやら、淑女の素養を身に付けることが就職に有利になることは間違いないらしい。
記事では「淑女養成も結構だが、まずは学生としての本分“学問”を積むことを忘れてはならない」と論じた。万が一、淑女になって理想の夫を手に入れたとしても、自分の人生のすべてを夫に委ねてはならず、しっかり自立する能力を持たなければならないし、学校の金もうけや宣伝材料としてみすみす利用されることがあってはならないと鋭く指摘している。(翻訳・編集/愛玉)
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