中国の専門家、「強硬外交は孤立生む」と指摘―中国メディア

Record China    2011年10月21日(金) 21時21分

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19日、中国の外交について、より強硬な外交を心掛けるべきだという声が国民や専門家から上がっているが、ある専門家は「強硬外交は孤立を生むだけだ」と主張している。写真は北京の街中に掲げられた中国国旗。

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2011年10月19日、新華社によると、中国の外交について「軟弱だ」と指摘する声や、より強硬な外交を心がけるべきだという声が国民や専門家から上がっているが、中国現代国際関係研究院の王在邦(ワン・ザイバン)副院長は、これからの中国の外交は理性的で揺らぎのないものでなければならないと主張している。

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インターネットの普及により一般市民も外交に影響を与えることが可能となり、かつて弱い立場に立たされていた中国は経済成長とともに国際的な発言力を増している。そうした背景で、強硬な外交を主張すれば、各国の中国に対する不信感を助長させることになると王氏は指摘。

国は単独で成立しているのではなく、他の国々と複雑に結びついており、その中で存在し発展しているのだとし、強硬な外交を推し進めようとすれば他国の反発を招くこととなり、軍事力を背景に強硬な外交を推し進めたところで、効果は薄く、それを継続させることもできず、「強硬外交は孤立を生むだけだ」としている。

また、中国は新興国の代表として、世界の理解が得られるように努力し、理性的で揺らぎのない外交を行っていかなければならないと主張している。(翻訳・編集/岡田)

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