豊作続きでも穀物不足は深刻化、新品種普及も進まず―中国

Record China    2011年10月23日(日) 10時46分

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21日、中国では連年の豊作が続いているが、それでも外国産穀物の輸入量は増加している。写真は広東省で栽培されているスーパー稲。

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2011年10月21日、中国では連年の豊作が続いているが、それでも穀物不足は拡大し、輸入量が増加している。国際先駆導報が伝えた。

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8月、中国のトウモロコシ輸入量は24万4500トンを記録。10カ月ぶりの高水準となった。なぜ豊作続きでも穀物不足が深刻化しているのか。アナリストの孫光梅(スン・グアンメイ)氏によると、でんぷんやアルコールの製造など高度加工の急増が穀物不足の要因になっているという。

さらなる穀物増産には単位面積あたりの収穫量が多い新品種の開発が必要だ。先日、「中国ハイブリッド米の父」袁隆平(ユエン・ロンピン)氏は、1ムー(666平方メートル)あたり926.6キロという新記録を打ち立てた「スーパー稲」を発表した。

しかし、こうした新品種が開発されても普及は進んでいないのが現状だ。農民の技術不足、知識不足もさることながら、現状の穀物価格ではコストをかけてまで新品種を導入しようという農民の意欲を引き出せないという。ある関係者は新品種導入への補助金をさらに積み増す必要があると話している。(翻訳・編集/KT)

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