中華料理の食材が高騰、苦境に立たされるロスの中華料理店―米華字紙

Record China    2011年10月25日(火) 10時42分

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21日、人民元高により中国からの輸入食材が値上がりしており、米国などで中華料理店の経営が厳しくなっている。写真は中華料理によく使われるサンショウ。

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2011年10月21日、米華字紙・僑報によると、人民元高により中国からの輸入食材が値上がりしており、米国などで中華料理店の経営が厳しくなっている。中国新聞社が伝えた。

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ロサンゼルスの中華料理店で使われている調味料や乾物類の60%以上が中国からの輸入品だが、近年人民元が30%も上昇したため、これが経営を強く圧迫している。ロサンゼルスやラスベガスなどで大小11店舗のレストランを経営するオーナーの林(リン)さんは、レストランの信用維持や常連客を引き留めておくためには、それでも中国産の食材を使う必要がある。コックたちも味を守るために調味料を変えることに反対するし、不景気の中、値上げすることもできないという。

現在の経済情勢の中で、一般的なレストランの粗利は50%前後といわれ、そこからテナント料、保険料、賃金、光熱費などを差し引くと、純利益は1割出れば良いとされている。ロサンゼルスの中華街でレストランを経営して40年以上になる黄(ホアン)さんは、調味料にかかるコストは通常8%前後と言われているが、この価格が上昇することにより、もともと利益率の低い中華料理店はさらに苦境に立たされると明かす。また、別のレストランオーナーの朱(ジュウ)さんも、一定の味を保ち、固定客が離れてしまうのを避けるためには、簡単に調味料を変えることはできないと困惑している。(翻訳・編集/中原)

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