<中華経済>BYDがキャッシュフローの悪化に苦しむ、収益率の悪化など原因

Record China    2011年10月27日(木) 7時36分

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26日、自動車・IT部品大手の比亜迪(BYD)がキャッシュフローの悪化に直面していることが、このほど同社の関係者の話で明らかになった。長期的な固定資産への投資に加え、自動車市場の低迷を原因とした収益率の低下が原因とみられる。

2011年10月26日、自動車・IT部品大手の比亜迪(BYD)がキャッシュフローの悪化に直面していることが、このほど同社の関係者の話で明らかになった。長期的な固定資産への投資に加え、自動車市場の低迷を原因とした収益率の低下が原因とみられる。中国の各メディアが伝えた。

統計によれば、2011年6月30日時点の同社の流動比率は0.63倍、当座比率は0.4倍だった。一般的に流動比率が1倍以下、当座比率が0.5倍以下で財務状況が悪いと判断される。同時期の東風汽車はそれぞれ1.13倍と0.9倍、長安汽車は0.96倍と0.76倍、一汽夏利は0.82倍と0.61倍だった。

また過去3年のデータを見ると、08〜10年の同社の流動比率はそれぞれ1.03倍、0.93倍、0.63倍、当座比率は0.54倍、0.69倍、0.4倍で、長期に渡る資金不足に陥っていることがわかる。

関係者によれば、今年第2四半期(4〜6月)の売上は前期比8%減、純利益が同58%減という状況だったにもかかわらず、キャッシュフローの悪化を認識したのはつい最近だったという。第3四半期(7〜9月)の純利益は同99%減の1182万元まで落ち込んだが、金融引締め政策の影響で銀行から融資を受けることができず、事態は深刻だと明かす。

自動車市場の低迷で、2010年の純利益は25億元を確保するのがやっとだったが、今年は一層の悪化が懸念される。今後1〜3年は政府から約10億元の支援を受けられる見通しだが、株式や社債の発行を含むあらゆる手段で資金の調達が急がれる。(翻訳・編集/JX)

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