中国のテレビ番組の過度な娯楽・低俗化に警鐘!制限すべきと主張―中国紙

Record China    2011年10月27日(木) 9時47分

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25日付の中国紙は、最近の国内のテレビ放送において、お見合い番組やオーディション番組など低俗な番組が増えすぎていると指摘。娯楽番組の放映を制限すべきであると訴えた。写真は中国で大ブームになったお見合い番組「非誠勿擾」のスチール。

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2011年10月25日付の中国紙・人民日報は、最近の国内のテレビ放送において、お見合い番組やオーディション番組など低俗な娯楽番組が増えすぎており、視聴者に悪影響を与えていると指摘し、娯楽番組の放映を制限し、科学や教育・文化など教養番組を増やすべきであると訴えた。

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世界最多のテレビ視聴者を有している中国のテレビ番組の中で目下、最も充実しているのは間違いなく娯楽番組である。週末のゴールデンタイムはオーディション番組、ゲームやバラエティ番組、恋愛・お見合い番組、有名人のトーク番組など、あらゆる娯楽番組で埋め尽くされている。テレビドラマも同様に、恋愛ものや愛憎劇が中心になって人気を博している。チャンネルを変えても、どれも似たような内容に似たような出演者がテレビを席巻している。

テレビ番組の娯楽化傾向は、子供向けの番組にまで及んでいる。子供に大人の真似をさせたり、過度の化粧を施したり、ありとあらゆる人気番組が子供向け番組へと“リメイク”されている。子供が早くからテレビに出演し、舞台で脚光を浴びたり、それをスター扱いして放送することは、子供の早熟化や低俗化に拍車をかける恐れもある。

テレビ番組の過度の娯楽化は80年代以降、世界各地で見られるものであり、中国独特のものではない。しかし、現在の中国には娯楽番組以外にも科学や教育、文化番組など、まだ多くの教養番組が必要であり、ゴールデンタイム枠の娯楽番組放送については制限を施すべきである。

「衣食足りて礼節を知る」。中国は現在、「衣食足る」は基本的に実現できているが、「礼節を知る」についてはまだ完全ではない。大多数の視聴者は、テレビ番組を受動的に視聴する。それゆえにどんな番組を放送し、いかにリードするかが非常に重要である。(翻訳・編集/HA)

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