2011年10月26日、南方都市報によると、中国・内モンゴル自治区包頭市の第24中学校が成績優秀な2・3年生徒50人に一般とは異なる特別な赤い制服を支給しているが、制服の背中に「包24中優秀生、翔鋭不動産」とスポンサー企業の名が書かれており、問題視されている。

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ネット上に公開された写真がきっかけで、この制服の存在が広まった。「この学校では良い生徒と悪い生徒を区別するのか」「政府の取り決めた規定に反している」「なぜ企業名が入っているのか」などの意見が出ている。

学校側によれば、同校では通常1年生は白、2年生は黒、3年生は青の制服を着用しているが、この赤い制服は合計100着あり、2・3年生の成績上位50位内の生徒と、他の優秀な成果を残した一部の生徒に支給したという。奨学・寄付を目的として企業から提供された。当初は企業名はなかったが、途中から企業名が入っていることについて、学校側は「どの段階でこうなったかはわからないが、何らかのミスだろう」としている。なお、企業側は取材を拒否している。

近年、中国では生徒の差別につながるような学校の対応が問題となっており、先日も陝西省西安市の小学校で成績の劣る生徒に緑色のネッカチーフを着用させていたことが問題になったばかり。（翻訳・編集/岡田）