Record China 2011年10月28日(金) 16時14分
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27日、広東省中山市の元女性市長がインサイダー取引・情報漏えい・収賄に関わったとして、懲役11年の一審判決を下された。李啓紅元市長は判決を聞くと大きく取り乱して泣き崩れ、判決内容に不服を示し、なりふり構わず情状酌量を求めた。写真は李啓紅元市長。
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2011年10月27日、広東省中山市の元女性市長がインサイダー取引・情報漏えい・収賄に関わったとして、広州市中級人民法院(日本の地裁に相当)が、懲役11年の一審判決を下した。李啓紅(リー・チーホン)元市長は判決を聞くと大きく取り乱して泣き崩れ、判決内容に不服を示し、なりふり構わず情状酌量を求めた。広州日報が28日付で伝えた。
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李元市長は知り合いの企業から内部情報を得て、家族ぐるみのインサイダー取引に手を染め、これまでに1983億2350万元(約2兆3700万円)もの利益を得た。インサイダー取引および情報漏えいの罪で懲役6年6カ月、罰金2000万元(約2億3900万円)に処された。さらに、2006〜2010年の期間に市長の立場などを利用して市職員の昇進や子女の裏口入学に口利きをし、総額にして40万香港ドル(約390万円)と10万元(約120万円)のわいろを受け取ったとされ、懲役6年、10万元の資産没収に処された。
判決の日、笑顔で法廷に現れた李元市長。傍聴席の親族に向かって手を振るような余裕を見せていたが、判決を聞くや表情は一変。「今日は人生で最もつらい日」と号泣した。また、判決内容に不服を見せ、動転した状態で「他に似たような罪を犯した人たちよりも判決が重い」「(一部罪状について)自首したのに」「罰金は何の基準で算出したものなのか?」と叫んだ。その後、すすり泣きながら「わたしは骨の髄から共産党を愛している。わたしにもいいところはたくさんあるのに」「わたしは自らの過ちを十分に後悔している。必ずやしっかり更生して早く社会復帰する。信じてください」といって、裁判官らに酌量を求めた。(翻訳・編集/愛玉)
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