子供服業者が理不尽な税の取り立てに反発、大規模暴動に―浙江省湖州市

Record China    2011年10月28日(金) 13時17分

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27日、中国浙江省湖州市の織里鎮で26日に起きた暴動は、地元政府が一旦は「収束宣言」を出したものの、27日晩になっても市民らの抗議行動は続いている。写真は中国の子供服販売店。

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2011年10月27日、中国浙江省湖州市の織里鎮で26日に起きた暴動は、地元政府が一旦は「収束宣言」を出したものの、27日晩になっても市民らの抗議行動は続いている。英BBC放送の中国語版ウェブサイトが伝えた。

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ロイター通信によると、現地では1000人を超える民衆が27日夜8時頃(現地時間、以下同じ)、地元政府庁舎に向かってデモ行進しながら、「安徽人よ、集まれ!」と叫んだり、路上の車をひっくり返したりしていた。デモ参加者には安徽省出身の出稼ぎ労働者が多数含まれている模様。

また、地元メディアによると、27日正午頃、一部の市民が地元政府前の広場に集合し、車の行く手を遮ったり、窓ガラスを割ったりするなどした。1時頃にはパトカー1台が焼き打ちに遭い、警官4人が軽いケガを負った。

国営新華社通信は「27日夕、地元の公安当局が5人を拘束、23人に処罰を下した」と報じた。ネット上では「同日晩、大量の武装警察が投入され、事態の収束にあたった」との書き込みもあった。

織里鎮は中国最大の子供服の製造拠点。新華社通信によると、暴動の発端は26日午後、地元政府が税の取り立てを行った際、支払いを拒否した安徽省籍の業者を殴ったこと。瞬く間に600人を超える同業者や市民らが加勢し、道路を塞いで車30台以上の窓ガラスを割ったり、道端のごみ箱や公共設備を破壊したりするなどした。

地元政府はミシン1台当たりに課税する「ミシン税」を徴収していた。その額が昨年の300元(約3600円)から600元(約7200円)に引き上がったことに腹を立てた業者が支払いを拒否したところ、徴収担当者と口論になったという。(翻訳・編集/NN)

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