知育に負けた体育=勉強ばかりで体を動かす時間のない子どもたち―中国

Record China    2011年10月30日(日) 23時10分

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28日、中国青年報は記事「中国児童の身体能力が低下=知育に負けた体育」を掲載した。子どもにスポーツをやらせたいという親心は過酷な受験競争の前に実現していないという。写真は海南省で行われた高校受験の体育測定。

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2011年10月28日、中国青年報は記事「中国児童の身体能力が低下=知育に負けた体育」を掲載した。

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先日、中国青年報は全国億万学生陽光体育運動指導グループ弁公室と協力して、ネット調査「陽光体育公衆調査」を実施した。保護者の87%が子どもをスポーツ活動に参加させたいと回答したが、勉強と体育の二者択一となった場合には勉強を優先させるとの回答が66%を占めた。

中国の厳しい受験競争を勝ち抜くためには夜遅くまで勉強しなければならない。学校で補習授業を受けて、解放されるのは深夜になるというケースもざらだ。子どもにスポーツをさせたいと思っても、現実にはそんな時間はどこにもない。

2007年に中国教育部、国家体育総局、中国共産主義青年団中央指導部は「陽光体育運動」活動を共催。小中学生は毎日1時間は外で体を鍛えようと呼びかけた。しかし、保護者や学校の協力が運動の成功には不可欠となるだけに、今後の推移をしっかりと見守る必要がある。(翻訳・編集/KT)

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