宋慶齢の超巨大彫像「無駄遣い」「彼女の初志に反する」と非難殺到―河南省鄭州市

Record China    2011年11月4日(金) 18時10分

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3日、河南省鄭州市に宋慶齢の巨大彫像が登場した。辛亥革命100周年を記念して建造されたものだという。

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2011年11月3日、河南省鄭州市に宋慶齢の巨大彫像が登場した。辛亥革命100周年を記念して建造されたものだという。チャイナフォトプレスの報道。

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高さ24.15m。ちょうど8階建てのビルの高さに相当する石像は福建省で製作され、パーツごとに分解して遠く離れた河南省へ運ばれた。7月から鄭州市で組み立て作業が行われ、月末にも完成する予定。なお、底面積が800平米に及ぶ台座部分は会議センターになるという。所有は河南省宋慶齢基金会。

しかし、これに対して簡易投稿サイトの中国版ツイッター上では「誰がお金を出したの?」「誰が建設許可を出したの?」と非難が殺到。「これは宋慶齢女史の初志に反する」「彼女が存命だったら顔を覆って恥じ入っただろう」「こんな浪費で彼女を讃えても、彼女は喜ばないだろう。いったい誰の“政治的実績”に貢献するわけ?」と、その論点は彼女の生前の人物像に反した資金の無駄遣いに集中している。なお、「宋慶齢基金会ってつい2カ月前に暴露されてたよね、公益プロジェクトの資金の80%が豪邸に変身してるって」という痛いコメントも見られた。

宋慶齢(そう・けいれい/1893〜1981年)は中華人民共和国の名誉主席。近代中国を拓いた「国父」孫文の妻だが、自身も近代中国を築いた偉大な政治家である。しかし、その出身地は上海であり、鄭州市に大きなゆかりがあるわけではない。(翻訳・編集/愛玉)

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