中国企業のサーブ買い取りに元親会社GMが「反対」、技術流出を懸念か―英メディア

Record China    2011年11月7日(月) 17時37分

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6日、スウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビルの元親会社である米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が中国企業のサーブ買収計画に対し、「反対」の意向を示した。写真は09年、上海モーターショーのサーブブース。

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2011年11月6日、スウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビルの元親会社である米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が中国企業のサーブ買収計画に対し、「反対」の意向を示した。シンガポール華字紙・聯合早報が英BBC放送(中国語版)の報道として伝えた。

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GMの広報担当者、ジム・ケイン氏は「GMは今回の取引に同意できない。GMと中国の関係にマイナスになるほか、GMの世界的な利益にも悪影響をもたらす」と述べた上で、サーブに対する長期的な資金支援の用意があることを明らかにした。GMはサーブの元親会社でサーブ車に採用されているGMの技術が中国側に流出することを懸念しているものとみられている。

サーブは10月28日、中国の自動車ディーラー大手、パンダオートモビルトレード(厖大汽貿集団)と自動車メーカー、ヤングマン(青年汽車集団)の2社が同社の全株式を1億ユーロ(約107億円)で買い取ることで基本合意した。2社は今後5〜6年の間に計22億ユーロ(約2360億円)を投じてサーブを黒字転換させたいとしている。

ただ、今回の買収計画についてはGMや中国当局、欧州投資銀行など各方面の承認が必要となっており、実現までにはまだ時間がかかりそうだ。(翻訳・編集/NN)

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