<中国人が見た日本>中国人はどこに行っても犯罪者扱い?

Record China    2011年11月8日(火) 8時47分

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3日、日本に留学経験のある中国の作家・陳希我氏は「犯罪者扱いされる中国人」と題した記事をブログサイトに発表した。写真は中国のパスポートセンター。

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2011年11月3日、日本に留学経験のある中国の作家・陳希我(チェン・シーウォー)氏は「犯罪者扱いされる中国人」と題した記事をブログサイト・網易博客に発表した。以下はその内容。

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何年も前、筆者が日本への留学申請をした際、「誓約書」を書かされた。その中でわざわざ「日本に行く目的」が問われていた。だが、そんなもの「勉強」に決まっている。日本の文化や科学知識を学ぶためだ。ところが、さらに「留学期間が終わったら?」と続いている。先輩が「絶対に『中国に帰る』と書け!」と教えてくれた。

「帰る」と書かなければ、移住目的とみなされてビザが下りないそうだ。だが、日本は素晴らしい国。中国はきちんとしていないし、良くなる兆しも見られない(日本メディアはいつもこう報じているではないか。日本のビザ担当者も分かっているはず)。君子たるもの環境の良いところに住まなければならない。なぜ帰らなくてはならないのだ?

先進国に留学する中国人はみな留学が終わっても残ることを考えている。公費だろうが例外ではない。それなのに、本音とは裏腹に「すぐに帰る」と言わなければならないのだ。これは今でも変わっていない。だが、我々は日本を愛しているからこそ、馳せ参じたのだ。日本を愛してしまった以上、祖国は愛せない。よほどのマゾでない限り、帰らないだろう。

中国人は世界中の人から嘘つきだと思われているが、こう考えると嘘を言わされているともいえる。中国人はハナから犯罪者扱いなので、犯罪者の論理で答えざるをえないのだ。だが、中国人=犯罪者ではない。証拠がないうちに(例えばまだ不法滞在していないうちに)、決めつけるのは不公平ではないか。

ところが、もっと恐ろしいのは中国人も自国の人間を犯罪者扱いしていること。東京の中国大使館で「あんたたちの小細工なんてお見通しだよ!」と言われたこともある。ということは、犯罪者が犯罪者を取り締まっているということか。これは中国国内でも同じことがいえる。やはり、互いに犯罪者を見る目で見ているのではないだろうか。(翻訳・編集/NN)

●陳希我(チェン・シーウォー)

1960年代生まれ。1990年代に日本に留学経験あり。教員や編集者、さらにはカジノや埠頭での仕事も経験した。帰国後は作家、コラムニストとして活躍している。比較文学・世界文学の博士課程に身を置きながら、雑誌の編集者を務めている。

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