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2日、シンガポール紙・聯合晩報は、過去4年間の中国で1万軒の書店が倒産し、国営テレビの中央電視台(CCTV)までもが国営書店の新華書店を「消費者を惹きつける魅力がない」と酷評したと報じた。
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2011年11月2日、シンガポール紙・聯合晩報は、過去4年間の中国で1万軒の書店が倒産し、国営テレビの中央電視台(CCTV)までもが国営書店の新華書店を「消費者を惹きつける魅力がない」と酷評したと報じた。
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「ロケーションが悪い」「設備が充実していない」「入店に導く多元的戦略に欠ける」―つまり、「消費者の期待にまったく応えていない」とCCTVが酷評したのは全国に展開する国営の新華書店のこと。しかし、民営の書店はさらに惨憺たる現状だといい、1億元(約12億円)規模の投資をした大型書店までもが軒並み倒産に追い込まれているという。
記事では、その好対照として台湾の書店「誠品書店」を挙げ、「ぜひともこれに倣うべきだ」と論じた。もはや書店と呼ぶには足りず、“ライフスタイルショップ”と呼んでもよいほどの誠品書店は89年開業、24時間営業の書店。書籍の品ぞろえや専門性もさることながら、デパート規模の店舗にはデザイナーズ雑貨やステーショナリー、CDやDVD、服飾などあらゆる製品が揃い、カフェやレストランも併設。まるで1日中遊べるエンターテイメント施設のようでもあり、台湾のカルチャーの牽引役でもある。とにかく、消費者を呼び寄せるコンテンツが満載だ。(翻訳・編集/愛玉)
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