割安の欧州を買え!中国企業が買収攻勢―韓国紙

Record China    2011年11月10日(木) 13時15分

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8日、韓国紙・朝鮮日報は記事「欧州債務危機の泥沼に『チャンス』を見つける中国企業」を掲載した。自動車メーカー・サーブの買収に象徴されるように中国企業は買収攻勢を続けている。写真は2009年、上海モーターショーのサーブのブース。

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2011年11月8日、韓国紙・朝鮮日報は記事「欧州債務危機の泥沼に『チャンス』を見つける中国企業」を掲載した。

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9月、スウェーデンの自動車メーカー・サーブが破綻した。同社は1990年に米ゼネラルモーターズ(GM)に売却されたが、GMの破綻によりオランダのスパイカー・カーズに売却された。新たな経営陣の下、再建を目指した矢先での破綻となり、10月末、厖大汽貿集団と青年汽車、中国企業2社による完全買収が決まった。

債務危機に苦しむ欧州に中国政府は支援を約束しているが、まだ具体案は固まっていない。一方で中国企業は積極的に欧州企業の買収に乗り出している。今年6月にはレノボがドイツ家電小売メーカー・Medionの株式37%を取得した。中国海南航空集団は6億2000万ドル(約482億円)で、スペイン・NHホテルの株式20%を取得した。

中国商務部の統計によると、中国企業の対欧州直接投資は2010年には67億6000万ドル(約5260億円)と2008年比で7倍に達している。債務危機で割安感があること、また国家の承認手続きが複雑で世論の反発も強い米国と比べてハードルが低いことも人気の理由だという。(翻訳・編集/KT)

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