<在日中国人のブログ>日本の中国人留学生が直面する「ダブル就職難」

Record China    2011年11月16日(水) 12時51分

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13日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「中国人留学生が日本での就職で直面する2つの困難」と題する記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は北京で開催された日本企業の就職説明会。

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2011年11月13日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「中国人留学生が日本での就職で直面する2つの困難」と題する記事を中国のブログサイトに掲載した。以下はその内容。

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日本の文部科学省が最近発表したデータによると、2011年春の大卒者の就職内定率は61.6%で、前年より0.8ポイント上昇。わずかに希望の光が差し込んでいるように見えるが、中国人留学生にとっては依然として厳しい状況が続いている。日本企業が続々と中国市場への進出に乗り出した頃は、中国人留学生はまさに引く手あまただった。しかし経済の低迷が続く今、中国人留学生は実際に戦力として使えるまでに時間と費用がかかりすぎるとの理由で敬遠され、多くの企業が中国での現地採用に切り替えている。だからといって留学生が帰国して中国で就職するのも、また大変だ。「外国帰り」というだけでもてはやされる時代は終わり、反対に「外国でうまくいかずに帰ってきた」というレッテルをはられる恐れもある。

こうした状況が生まれる原因として日本経済の低迷があげられるが、中国側にも問題がある。1つは「中国での大学受験に失敗したから」という理由で日本に留学する中国人が多いこと。また、一人っ子で育てられた彼らには生活能力や社交性などが乏しく、日本企業が求める人材たり得ないこと。留学生たちの親の虚栄心が彼らの中国での就職を阻んでいること。さらには、中国の国内企業が留学生に日本での就業経験や豊富なコネクションなどの厳しい条件を求めることにある。海外の中国人留学生の就職難は、やはり中国自身が解決方法を探さねばならぬようだ。(翻訳・編集/本郷)

●蒋豊(ジアン・フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。1999年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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