Record China 2011年11月18日(金) 17時47分
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16日、北朝鮮を訪れた中国人観光客から、軟禁状態ともいうべき自由のなさにクレームが噴出している。写真は北朝鮮。
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2011年11月から、北朝鮮では外貨獲得策の一環として中国からのチャーター便観光客の受け入れが始まった。黒竜江省ハルビンから出発した第1弾の70人が平壌を訪れたが、軟禁状態ともいうべき自由のなさにクレームが噴出したという。16日付で米華字紙・世界日報が伝えた。
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北朝鮮では携帯電話の持ち込みが認められておらず、一行はハルビンの空港で携帯を預けての出発となった。当然国内では電子メールの送受信も不可。勝手に街に出ることも、住民との会話や写真撮影も厳禁。
平壌では金日成の故居や、どこかパリを思わせる「凱旋門」、中国との友好を象徴する記念碑、金日成広場などの観光地を行き来するのみ。建設現場や建設中の建物の撮影も不可とされた。ガイドいわく「外国の宣伝に使われる恐れがある」とのこと。大同江の中州にぽつんと立つホテルから自由に出ることも許されない。
食事はすべてホテル内で済ませ、買い物も指定された店に限定される。「街で食事して、デパートで買い物がしたい!」という抗議の声があがるも、「住民が不安がるから」との理由で却下となった。
4日間にわたる厳しい管理から解き放たれたツアー客たちは怒り心頭。黒竜江省で事業を営む李志剛(リー・ジーガン)さんは「あまりにも遅れている。少なくとも今はこの国に投資することはできないね」と語った。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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