Record China 2011年11月18日(金) 23時42分
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11月、中国の大手飲料メーカー健力宝が五輪金メダリストに贈る恒例の「黄金の空き缶」がニセモノだったことが発覚した件で、問題のメーカーが謝罪した。写真は健力宝の北京工場。
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2011年11月、中国の大手飲料メーカーが五輪金メダリストに贈る恒例の「黄金の空き缶」がニセモノだったことが発覚した件で、問題のメーカーが謝罪した。羊城晩報の報道。
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中国大手スポーツ飲料メーカー・健力宝は創業年の84年に開催されたロス五輪で知名度を上げ、中国スポーツ界のスポンサードを通じて成長してきた大企業。五輪大会の覇者たちに「純金製空き缶」を贈ることが恒例となってきたが、先月になって女子柔道の金メダリスト荘暁岩(ジュアン・シャオイエン/92年バルセロナ大会)さんがこれを“まがいもの”と見破った。当初は金200gが使用されているとの説明だったこの空き缶、貴金属店で鑑定してもらったところ「金含有量はゼロ」との結果が。その鑑定額は、時価50元(約610円)だったという。その後、同社から“金の贈り物”を受け取った過去の五輪金メダリストたちが次々と声を上げはじめた。
社会的反響が広まりはじめると、健力宝社は「責任ある企業としてただちに内部調査を行い、社会にその結果を公表する」としていたのだが、16日になってなんともあいまいな“中途報告”が。いわく、「当時から現在までに人事的変動も大きく、当事者たちのほとんどが離職しており、関連資料もほぼ消失した状態。当時の関係者を探して正確な経緯把握に努めているが、手がかりにかけるため調査には時間がかかる」とした一方で、「事件が我が国のスポーツ界に多大な貢献を果たしたメダリストたちと社会全体に与えた影響に関し、謝意を表明いたします」と、公に謝罪した。 (翻訳・編集/愛玉)
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