2011年11月16日、中国工業情報化部政策司は、「乗用車メーカー・製品の参入管理規則」を発表した。乗用車産業の参入基準を実質的に引き上げる内容となる。2012年1月1日から施行する。17日付で上海証券報が伝えた。

乗用車メーカーによる新規投資事業について、「自動車産業発展政策」及び関連する国のルールに基づいて事前に事業認証もしくは登録の手続きを行い、施設が完成した後に事業開始の申請を行うよう新たに定めた。事業承認の条件としては、必要な生産能力と条件を備えていること、必要な製品設計開発能力を備えていること、生産する製品が国家基準に合致すること、製品の販売・アフターサービス能力を備えていること――などを明記した。

製品についても、安全、環境保護、省エネルギー、防犯などの関連基準に合致すること、指定機関の検査に合格すること、第三者の知的財産権を侵害していないこと――の3点を条件に定めた。

国家乗用車聯席会の崔東樹副秘書長はこの発表について、「国内の小規模企業がやみくもに乗用車市場に参入している現象を緩和できる」と述べた。（翻訳・編集/JX）