Record China 2018年1月25日(木) 17時50分
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ここ数年、日本の学術界で論文や研究活動での不正行為が続いており、日本の科学研究の信頼性が損なわれる事態となっている。資料写真。
2018年1月24日、新華社は、ここ数年、日本の学術界で論文や研究活動での不正行為が続いており、日本の科学研究の信頼性が損なわれる事態となっていると伝えた。
日本ではこのところ、理化学研究所のSTAP細胞騒動のほか、東京大学や熊本大学、筑波大学などで相次いで論文の不正が発覚している。
そしてこのほど、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が所長を務める京都大学iPS細胞研究所で論文のねつ造や改ざんが明らかになり、大学は論文の撤回を申請した。
今回の事件は、再生医療への応用が期待される分野の権威として世界をリードしてきた京都大学iPS細胞研究所内での不正とあって、日本メディアは「信用低下は避けられない」と指摘している。
北京呈諾医学科技有限会社の最高経営責任者(CEO)で、京都大学iPS細胞研究所の特別研究員だった高飛(ガオ・フェイ)氏は、「STAP細胞の問題で誰もがこうした事案に神経をとがらせており、同じような間違いは出ないと思っていた。それも京都大学で」と驚きを隠せない。
生命科学分野で研究開発を行っているIDファーマの朱亜峰(ジュウ・ヤーフォン)取締役社長は、「研究上の不正行為は研究者のモラルの問題で、以前から存在してきた」と指摘。しかし、iPS細胞作製技術自体に問題はないとの見方を示し、「今回の事案で山中教授自らが率先して謝罪会見を開き、隠蔽(いんぺい)しなかったことは評価されるべきだ」と話しているという。(翻訳・編集/岡田)
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