Record China 2011年11月21日(月) 0時25分
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香港の映画スター、トニー・レオンが上海の復旦大学を訪問した際、大学側は一部の学生を警備に使用。同大学の教授が、「授業よりも娯楽を優先した」と大学を批判した。写真は「大魔術師」に出演するトニー・レオン。
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2011年11月18日、上海の名門大学・復旦大学の学術委員会のホームページに同大学哲学科の張慶熊(ジャン・チンシオン)教授が「桑間濮上之音、亡国之音也(みだらな音楽は国を滅ぼすの意)!1人の映画スターのために学生35人が授業を欠席」と題した批判文を掲載した。19日付で広州日報が伝えた。
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復旦大学では今月10日、香港の人気俳優、トニー・レオン(梁朝偉)と彼の主演映画「大魔術師」(グレート・マジシャン)のスタッフを招き、学生たちとの交流会を開催。張教授が同日午後、授業をするため武警クラス(武装警察養成クラス)教室に入ったところ、そこにいるはずの学生35人の姿がないことにびっくり。そこへ学生1人がやってきて「トニー・レオンが来ているため、会場警備にクラス全員がかり出された」と教授に説明した。前述の批判文のなかで同教授は「こんなに腹が立ったのは初めて。個人の責任を追及する意図はないが、低俗な社会に迎合するような風潮はあまりにも嘆かわしい」と述べている。
「復旦大学の学生はまじめで勤勉、聡明だと思っていた。娯楽よりも授業を優先するのが当然のはず。名門・復旦大学も変われば変わったものだ」と同教授は手厳しい。張教授の批判を受けて、同大学学生会はマイクロブログ上で「教授の批判は真摯に受けとめる。今回のことはイベントを企画した大学共産党青年団委員会の不手際が原因。学生の本分はあくまでも勉学だ」と答えている。(翻訳・編集/本郷)
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