<レコチャ広場>中国にもはや失うべき面子もない!幼稚園送迎車事故で憤怒のブログ―中国

Record China    2011年11月21日(月) 19時4分

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17日、コラムニスト・童大煥氏は、ブログエントリー「子どもを前にして、中国はすでに失うメンツを持っていない」を発表した。写真は17日、湖南省株州市で摘発された定員オーバーの学校送迎車。

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2011年11月17日、コラムニスト・童大煥(ドン・ダーホワン)氏は、ブログエントリー「子どもを前にして、中国はすでに失うメンツを持っていない」を発表した。以下はその内容。

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16日、甘粛省慶陽市で、幼稚園の送迎車とトラックの衝突事故が起きた。園児18人を含む20人が死亡する惨事となった(その後、死者数は21人に増えた)。9人乗りの送迎車に大人2人を含む64人を詰め込んだ、深刻な定員オーバーばかりに注目が集まるが、本当の問題はそこにはない。

なぜ中国の子どもたちが乗る車はおんぼろなのか、辺境の子どもたちはなぜ岩壁にへばりつくような道を通って学校に通っているのか。一方で中国政府の公用車購入経費は2010年には800億元(約9670億円)に達した。維持費などを考えれば、その総額は計り知れない。

問題は送迎車だけではない。中国の農村には出稼ぎにでた両親と会えない生活を送る留守児童が5800万人いる。高校生年代の流浪児童(ホームレス児童)は1000万人を超える。栄養のある給食を食べられない子どもがどれほどいるだろうか。今年になってようやく、政府は年150億元(約1810億円)を給食費補助として拠出する方針を固めた。

子どもたちは祖国の花、国家の未来と言われている。だが、中国政府のやり方には国家の未来に対する誠意がない。未来は要らないと言っているようなものだ。(翻訳・編集/KT)

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