Record China 2007年2月8日(木) 20時7分
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武術館前でトレーニングする、長春市の女性ボディガード。需要は高まってきているものの、強い彼女たちに近づいてくる男性はなかなかいないようだ。現在中国では、ボディガードは職業として認められていない。
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2007年2月8日、吉林省長春市の天羽武術館で4人の若い女性が武道の練習を開始した。毎日ここで練習を行う彼女たちの職業は、なんとボディガードだ。
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リーダーの孫琳琳(スン・リンリン)さんは、大学時代、中国の格闘技「散打(さんだ)」のチャンピオンだった。2006年11月に故郷に戻り仕事を探していた彼女は、就職先として天羽武術館を選んだという。彼女の主な任務は女性や子供たちを守ることで、給料は基本給プラスの歩合制、クライアントの多くは裕福な客のため、チップをもらう機会も多いそうだ。
普段はそれほどハードな仕事はしていない、という彼女だが、先月女性芸能人のボディガードを担当した際に、4人の男性を倒し驚かせたという。彼女は食事中セクハラにあった芸能人を守ったのだ。
この武術館を経営する刑天柱(シン・テェンジュウ)さんは1981年に軍隊を除隊後、ある会社の社長のボディガード役として活躍した。2005年に故郷の長春市に戻って武術館を設立したそうだ。
彼の話によると、現在中国ではボディガード職は法的に認められておらず、イベント会社名義で活動しているという。しかし、この業界で働いている人はすでに110万人を超えたそうだ。
孫琳琳さんらは、今の仕事に対してとてもやりがいを感じていると話す。だが一番の悩みは、男性たちが近づいて来ないということだ。男性たちは尊敬の気持ちを抱いても、強い女性には恐れを感じる、というのが本音のようだ。
女性軽視のうっかり発言でお騒がせの柳沢厚生労働大臣。その話題は中国にも伝えられ、怒りの輪が広がっている。この件について、孫琳琳さんは「ぶっ飛ばせ!」とばかりにレコードチャイナのカメラマンに向かってポーズをとった。
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